2023年2月3日金曜日

歴史は繰り返す?

 歴史は繰り返すと言われますが、本当でしょうか。
繰り返すと認められるとすれば、時間的・空間的にどういうスケールで繰り返すのか?

私が教わったところでは、ユダヤ教を中心とした歴史とキリスト教を中心とした歴史では、その出来事に相似性が見られます。
それ以前にもあるのですが、この2つの流れが最も正確に繰り返されています。

聖書の記述をもとに計算すると、アダムとエバ誕生時からイエス様まで約4000年です。
ユダヤ教の信仰の祖アブラハムからイエス様までが2000年。
アブラハム以前は個人・家庭中心の歴史、以降は民族の歴史へ拡大されます。
現代まではイエス様以後2000年なので、合計約6000年になります。

ユダヤ教より前の段階を含めると、大きく3度の繰返しになり、それぞれ一巡するのに約2000年かかっていますが、最初の一巡目での聖書の記述は、一般には受け入れ難い点があります・・・・アダムやノアは900歳まで生きたとか!
・・・・しかし、その時代でもなぜか合計2000年で、年数を合わせています。

神様が人類に働いてきた歴史とも見ることができ、遠いメソポタミヤあたりの個人から始まって、空間的な範囲も拡大し、近頃は日本も含めて世界的に影響を及ぼすようになったと考えられます。

聖書の記述に基づいて年数カウントしますと、以下の対応があります(時代ごとの名前付けは原理講論による)
二巡目(旧約時代)各出来事の年数カウントの根拠は、聖書を追って行くと拾うことができます。三巡目(新約時代)は学校の歴史教科書にも登場する出来事です。

1.「エジプト苦役時代」と「ローマ帝国迫害時代」:年数はどちらも約400年
(旧約時代):ヤコブの家庭がエジプトに引越して定着し殖え広がったが、奴隷として苦役した。 モーセを指導者としてエジプトを脱出し、カナンの地に定着。
(新約時代):イエス様が十字架でなくなり、キリスト教がローマ帝国に広がったが、迫害を受けた。 ローマ皇帝テオドシウスがキリスト教を国教とすることにより迫害時代終了。

2.「士師時代」と「教区長制キリスト教会時代」:年数はどちらも約400年
(旧約時代):オテニエル、サムソン、サムエルなど15士師がイスラエルを指導
(新約時代):教区長たちがキリスト教徒を指導

3.「統一王国時代」と「キリスト王国時代」:年数はどちらも約120年
(旧約時代):サムエルがサウルに油を注ぎイスラエルの王となった。その後、ダビデ、ソロモンと各40年ずつ担当。
(新約時代):法王レオ三世がチャールズ大帝(カール大帝)にローマ帝国皇帝の冠を授けた。

4.「南北王朝分立時代」と「東西王朝分立時代」:年数はどちらも約400年
(旧約時代):ソロモン王の時代に不信仰がはびこり、北朝イスラエルと南朝ユダに分裂
(新約時代):チャールズ大帝の孫の代で東西フランクとイタリアに三分され、その後イタリアは東フランクの支配を受けた(実質的には二分)

5.「ユダヤ民族捕虜および帰還時代」と「法王捕虜および帰還時代」:年数はどちらも約210年
(旧約時代):北朝イスラエルはアッシリアにより滅され、南朝ユダは新バビロニアによりバビロンへ捕虜として連行され生活。アケメネス朝ペルシャのクロス王によって解放され、三次にわたって故郷に帰還。
(新約時代):法王ボニファキウス八世がフランス王フィリップ四世と衝突。法王クレメンス五世時代に、法王庁を南フランスのアビニョンに移され、フランス王の拘束を受けながら生活。法王グレゴリー十一世の時代にローマへ帰還。

6.「メシア降臨準備時代」と「メシア再降臨準備時代」:年数はどちらも約400年(?)
(旧約時代):バビロンの捕虜の立場からエルサレムに帰還。律法を研究。信仰の刷新運動をしてイエス様を迎えた。
(新約時代):宗教改革以降。信仰の新しい道を開拓。再臨主は?



余談ですが、作曲家のベートーヴェンも、「我々の星に人間の意識が生まれてから五千八百十八年たつ」と言っています(BEETHOVENさんは、1770-1827の間、地上に生存されています)
ベートーヴェンさんも聖書から計算したのかも知れません!・・・・彼は、こういう足し算は苦手だったのではないでしょうか・・・・にも関わらず、これがベートーヴェンの言葉として残っているのですから、何回も検算して確認したかも!










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