2023年5月7日日曜日

天国?

 当たり前ですが、天国ってどんなところですか?・・・・と聞かれて、一言で答えるのは難しいでしょう。
これは宗教上の難問題かもしれません。

うちの教会は、どういう点が一致して、みんなが集まってくるのでしょうか?・・・・よくよく考えてみると、寧ろ集まってくる方がおかしいのかも!
曖昧な理解にもかかわらず、その曖昧な天国に行きたがっている。
Aさんの天国とBさんの天国は違う・・・・ひとの数だけ天国がある!

・・・・これだけ書いて感じたことは・・・・話が大きすぎて手に負えない!・・・・ということでした。
・・・・そういう訳で、あまり難しく考えずに進めましょう。

一言で答えなさいと言われれば、やはり「天国は家庭生活の拡大である」という先生の言葉になるでしょう。
あれこれあれこれあれこれあれこれ・・・・(以下、しばらく繰返し)・・・・と説明するより、分かりやすい気がします。

また、「天国は心情の世界である」とも語られています・・・・こちらは「家庭」という具体例が出ていないだけ分かりにくいかも。

・・・・では、「心情」って?

難しい説明は抜きにして、心に響いてきそうな言葉を拾ってみると、

「心情の世界には、発展がない。しかし何度反復しても嫌気のしない世界である。」
「善なる人は、自然を見ても、どこへ行っても、いつでも心情でもって包むことのできるものである。」
「心情の境地においては立派でない人がなく愚かな人がない。」
「心情の基盤が無ければ不幸な者である。」
「心情的な世界は平等である。天国は家庭の拡大であり兄弟愛の世界である。」
「終わりの日には宗教は心情宗教、哲学は心情哲学、主義は心情主義、思想は心情思想で各々解明されるようにならねばならない。」

一方、天国については、

「人を一番愛し、高め、大切にできるところが天国である」
「一つになろう。世の中にいるすべての父母、兄弟、子女を自分の真の父母、兄弟、子女として思えるならば彼は天国の門の鍵をもった者である」
「理想世界は『ために生きる』世界である。」
「中心が人間ではなく神であるゆえに、人間を中心とした理想世界は成就されない。」

(以上は、すべて 光言社発行 み旨の道 1997年12月10日 第32刷発行より)

人間の本郷は、人類が願い、神様が願う所であり、天地が和合して万宇宙の存在が「幸せでうれしい」と言い得るところ、神様が踊りを踊ると同時に、万宇宙が神様を中心として踊れる所です。そのようにできる日を迎える本郷が現れていたならば、今日、この世界は、不幸な世界にはならなかったでしょう。
神様の愛を中心とした息子、娘、すなわち、ひとり子とひとり娘が、神様の愛を中心として完全に一つとなって家庭を築いたならば、その血統を受けて生まれた息子、娘たちは、心と体が一つになっているのです。(真の父母経34ページ)